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ガッツ俱楽部の自然教室2025《7月号》

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 ご機嫌いかがですか?昭和53年の福岡大渇水を知る世代としては梅雨の長雨のありがたさも身に染みていますが、今年はあっという間に梅雨明けでしたね。そのおかげで、子ども達が待ち望んでいた今月のメイン、川遊びは青空の下で存分に楽しめました。 それでは早速、7月の活動を写真と共に振り返っていきましょ~う! *********************************** おはようございます!の元気な挨拶で第3回の自然教室も幕開け。班編成をして自己紹介で「他人が仲間に」変わっていきます。このタイミングでリーダー・副リーダーも決めますよ~。 最初の活動はいつものように昼食作り。今回は炊飯がありますので、まずはお米のとぎ方レクチャーです。お米屋さん・米農家さん・栄養学の先生などいろんな方がYouTubeにお米のとぎ方動画を上げています。何回水を換えるかなど言っていることはバラバラですが、共通するのは「濁った水を米に吸わすな」です。 手早く研いだら今回は5合のメモリまでお水を入れて30分程浸水させておきましょう。さ、お外に出て豚汁を作りますよ~。 先月の焼きそば作りでは包丁、今月はピーラーが刃物として登場です。持つところに気を付けて、指の皮をむかないようにね。便利だけど危険なヤツだぜ。 火熾しは準備で8割決まります。木屑をたくさん作って、空気の通り道を考えながら薪を組み立てる。薪は徐々に太くしていき、追加する薪の準備も怠りなく…とガッツと工夫が火熾し成功の鍵を握ります。 かまどで調理すると、炎で鍋の表面は真っ黒くろすけになります。なので予めクレンザーを日焼け止めのように全面に塗りたくります。そうすることで食後の調理器具洗いの時に水で流せばクレンザーごとススは落ちます。「やってて良かった」と必ず思います。 今回の炊飯は「おにぎり作り」。きれいな三角△おむすびを握る練習です。手の形や膨らみ、向きが鍵ですよ~。ぐっさんに教わった通りにやれば上手くいくはず。お家でも握って練習を重ねてね。 豚汁も炊飯も完成!できた班からいただきます。豚汁と塩おにぎり、ナイスな組み合わせ。子ども達も「マジ美味い~!」を連発。そうでしょそうでしょ、頑張ったら美味しいのよ。 食べ終えたら班の調理器具、班のお皿を洗います。きれいに洗えたか、ぐっさんチェックをパスすると、次に自分の食器を洗います。かまど...

ガッツ俱楽部の自然教室2025《6月号》

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 ごきげんいかがですか?気温も30℃を超える日が続くようになりましたね。梅雨が開ければ夏本番がすぐそこです。 「同じ釜の飯を食う仲間」と言うように、実際1泊2日で寝食を共にすればやはり仲間意識は増してくるもの。5月初回の緊張感に取って代わって「連帯感」が生まれてきた、そんな2回目の自然教室となりました。さっそく写真とともに当日の様子を振り返ってみましょう~! ************************************ おはようございます!の挨拶から元気いっぱいの子ども達。班分けをして自己紹介してチームを作っていきます。 最初の活動は野外調理。今回は焼きそばを作ります。軍手やお皿お箸に布巾などなど、準備が整ったらお外へGO! 先月の訓練はナタ・ノコギリ・火熾しでした。今回は包丁(と午後の活動でカッター)が入ってきます。「危ないから遠ざける」ではなく、「危ないから安全に使う」。この心得をしっかり植え付けるのが6月のテーマです。 調理係とカマド係、みんなが協力し合って「怪我をしない・させない」で美味しい焼きそばを作り上げていきます。煙たいけど頑張れ~!ファイト~ さあ、出来た班からいただきましょう。「うんまっ!」「美味しい!」色んな歓声が聞こえます。苦労して作った具だくさんのソース焼きそば、いつもの5割増しで美味しいね。 美味しくごちそうさました後は、班で使った調理器具(まずこっちが先よ)・自分のお皿お箸を洗います。もちろんカマドもきれいにします。来た時よりも美しく!ですよ。 しばしの自由時間の後、午後の活動。引き続き、野外調理場で弓矢の矢を作ります。 ナタで竹を割って自分好みの幅に切り出します。横のささくれもキレイに削って素手で握っても痛くないようにスベスベにしておきましょう。ナタ使い、みんなすっかり上手になりましたね。 館内に戻ってきました。弓矢の矢、仕上げましょう。弓の弦を挟む「矢筈(やはず)」という部品を取り付けます。その部品はカッターでプラ段から切り出しますので、まず先にカッター使いの訓練をしておきましょう。 自分が切りたい箇所をキレイに切る。定規を当ててグッと抑えて、カッター刃は出し過ぎず寝かせるように定規に沿って滑らせる。自分の指は切らないように、定規の上から出ないこと。上手くカッターを扱えるようになったら本番、「矢筈」を切り出して矢に...

ガッツ俱楽部の自然教室2025《5月号》

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 こんにちは!今年も始まりました、ガッツ俱楽部の自然教室。早いものでもう13期生をお迎えするほど長く続いています。先日は1期生(当時小5で参加)の子が結婚したとの連絡をくれました(祝)。13期の子ども達が1年間でどれほど成長できるか、どんなことが起こるのか、今期も楽しみが始まります。 それでは記念すべき5月初回の活動を写真とともに振り返ってまいりましょう~! *************************************** まずは大きな声で元気よくご挨拶。「おはようございま~す!」おおっ、いいね!元気があれば何でもできる(笑) 最初ですからガッツ倶楽部の自然教室の方針やルール、自分やお友達の心と身体を守ること、トラブルの解決方法と回避方法、上手なコミュニケーションの取り方、食事や入浴のマナー、水分補給やトイレ・睡眠の大切さなどをしっかり伝えました。これらは今後も何度も伝え続けていきます。 そんなオリエンテーションの後はまず名札を作って、班になって(対人関係構築力養成のため班のメンバー構成は毎回シャッフルです)、担任の先生と一緒に自己紹介からの班作り。さっきまでの「赤の他人の寄せ集め」が、相手のことを知って「チーム」へと変化していく作業です。 なので自己紹介って大事です(大人になっても)。自分のことを自分の口で他人に伝える。声の大きさや態度・内容など、「やればいいってもんじゃない」。どうやるか、覚えてもらってナンボの自己紹介。このスキル、1年かけて磨いていきましょう。 班の仲が温まってきたところで、次の活動に入りましょう。昼食作りです。今回は棒巻きパン。まずはテーブルクロスを敷くところからです。 何でも準備万端整っている、上げ膳 据え膳のお客様扱いではありません。調理環境を整えるところから子ども達の経験です。パン生地の計量も自分たちでやります。ひとり100gを計りましょう。これをビニール袋に入れて、水やサラダ油も追加して生地を作っていきます。 生地が団子状に丸まったら袋から出してひも状に延ばして棒にくるくる巻き付けて、こんがり焼いてシロップをつけていただきます。もう1本、チーズハットグのようにチーズやソーセージに生地を巻いて焼いたらこんな感じに。ビヨ~~~ン(笑)とみんな大笑いで楽しい昼食、ごちそうさまでした! 食べた後は当然自分たちで後片付け。...

ガッツ俱楽部の自然教室2024《1月号》

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 こんにちは。2025年も早や1月が終わろうとしています。この前おせちを食べた気がしますが。最近1年があっという間に感じるようになったと感じていたところ、先日 面白い話を聞きました。例えば、10歳の子の1年は人生の1/10、10%は濃いですよね。でも100歳の老人の1年は人生の1/100。1%は薄い…そりゃ1年の重みも違うわ。と妙に納得した次第です。  さて、第12期生は今回が最後の自然教室となりました。5月のスタートから数えて8回目。コミュ力、協調性、自主性、どの子も本当に成長しました。心もひとまわり逞しく優しくなった子ども達の最終回、どんな様子だったのか写真とともにレポートします。 ****************************************** おはようございま~すっ!といつも通り 元気の良い子ども達。班分け・担任発表・自己紹介をして、「知らぬ人の集まり」から、1泊2日を共に協力し合う「班:チーム」へと変化していきます。 早速、野外調理場へ行って、まずは「きな粉作り」ですね。麺棒で大豆をつぶして粉々のサラサラにしましょう。きな粉って大豆から出来てるのも初めて知った子もいるようです。袋を開けるとフワっと大豆の良い香り。これは市販品では出せない香りですねぇ。 このきな粉に砂糖を混ぜて味を調節して、他にも砂糖醤油やココアなんかも準備して。いつでも食べられるようにスタンバイ。その間に野外調理場のカマドではもち米も蒸しあがっています。ではでは、お待たせの餅つき開始です。 何しろ餅つきはもち米が硬くなる前につきあげないと。時間との勝負です。ぺったんぺったん、というよりバッチンバッチンとついた方が良いですね。それ、1・2,1・2,と声を掛け合いながら頑張れ~ その調子~! つき上がったらテーブルに運んで自分で一口サイズにちぎります。自分たちでついた出来立てのお餅は最高!3種類の味変も最高!「これが一番おいしいっ!」と自分の好みの味を見つけてお腹いっぱい食べていました。 食後の後片付けも終わりますと、ハンモック遊びや焚き火なんかをして楽しみます。25枚の写真の場所を探すフィールドビンゴも楽しかったですね。 ノコギリとナタを使って竹けん玉も作りました。5月に初めて使った頃より、はるかに上手く使えるようになっています。 そのあとは夕べのつどい、夕食もお...

ガッツ俱楽部の自然教室2024《12月号》

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 2024年ももうすぐ終わりですね。5月に始まった第12期生の自然教室2024も早や7回目。子ども達もすっかり逞しくなってきました。今月は年末の恒例行事、クリスマス&お正月準備の回でした。どんな様子だったのか、写真とともにご紹介いたします。 ***************************************** ご挨拶、班作りのあとの最初の活動は「年越し手打ちうどん作り」! 中力粉を一人100g計量し、塩水を作って粉と混ぜ混ぜ~&揉み揉み~。塩水を全体にいきわたらせるのがポイントです。10分ほど揉むと生地がまとまってきますから、生地に打ち粉をつけて麺棒で伸ばしていきます。これがなかなか難しい。けど、本当のうどん屋さんみたいで面白い。 薄~く延ばした生地を蛇腹に折ってから切っていきましょう。 茹でると麺は約1.5倍に膨らみます。それを頭に入れて切ってね~。そうそう、その調子! そして茹でますが、麺を細く切った子のは早く茹であがるし、きし麵かホウトウかってくらいに太い子はなかなか茹であがりません(笑)。まぁ、それも「好み」ということで(笑)。 ともあれ、茹で上がったら流水で揉んで〆て、丼にうつして…。追いガツオの麺つゆで「ぶっかけうどん」スタイルで食べましょう。自分で粉から作った手打ちうどん。打ちたて・切りたて・湯がきたての「三たて」うどん、お味はどうでしたか? 美味しく食べてお腹いっぱい。後片付けも済ませたら、午後の活動は「門松作り」! 筒を切って、紙ヤスリで切り口をきれいに削って、色塗りして…。この色塗りが一人一人自由で良かったですねぇ~。「この色の門松でお正月が迎えられたら私はハッピー、という色で塗れば良いよ~」とだけ最初に言って自由にさせました。 定番の緑、赤白黄色、ソフトバンクホークスカラー、エメラルドグリーン、虹色などなど、個性と発想力が爆発です(笑)。良き良き。 色を塗り終えたら筒を3本まとめて形を整えて。後は土台に筒を入れて砂で固めて、飾りつけです。 お家の玄関に飾る門松に欠かせないのが、年神様のお越しを「待つ」の松。これが神の依り代ですから飾りつけには欠かせません。常緑の松は生命力を感じさせますしね。 それから南天の実は「難を転ずる」とも言われ、禍を遠ざけてくれます。赤飯もそうですが、赤は邪気を払う色とも言われますので、これまた縁起...