ガッツ俱楽部の自然教室2025《6月号》
ごきげんいかがですか?気温も30℃を超える日が続くようになりましたね。梅雨が開ければ夏本番がすぐそこです。
「同じ釜の飯を食う仲間」と言うように、実際1泊2日で寝食を共にすればやはり仲間意識は増してくるもの。5月初回の緊張感に取って代わって「連帯感」が生まれてきた、そんな2回目の自然教室となりました。さっそく写真とともに当日の様子を振り返ってみましょう~!
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おはようございます!の挨拶から元気いっぱいの子ども達。班分けをして自己紹介してチームを作っていきます。
最初の活動は野外調理。今回は焼きそばを作ります。軍手やお皿お箸に布巾などなど、準備が整ったらお外へGO!
先月の訓練はナタ・ノコギリ・火熾しでした。今回は包丁(と午後の活動でカッター)が入ってきます。「危ないから遠ざける」ではなく、「危ないから安全に使う」。この心得をしっかり植え付けるのが6月のテーマです。
調理係とカマド係、みんなが協力し合って「怪我をしない・させない」で美味しい焼きそばを作り上げていきます。煙たいけど頑張れ~!ファイト~
さあ、出来た班からいただきましょう。「うんまっ!」「美味しい!」色んな歓声が聞こえます。苦労して作った具だくさんのソース焼きそば、いつもの5割増しで美味しいね。
しばしの自由時間の後、午後の活動。引き続き、野外調理場で弓矢の矢を作ります。
ナタで竹を割って自分好みの幅に切り出します。横のささくれもキレイに削って素手で握っても痛くないようにスベスベにしておきましょう。ナタ使い、みんなすっかり上手になりましたね。
館内に戻ってきました。弓矢の矢、仕上げましょう。弓の弦を挟む「矢筈(やはず)」という部品を取り付けます。その部品はカッターでプラ段から切り出しますので、まず先にカッター使いの訓練をしておきましょう。
自分が切りたい箇所をキレイに切る。定規を当ててグッと抑えて、カッター刃は出し過ぎず寝かせるように定規に沿って滑らせる。自分の指は切らないように、定規の上から出ないこと。上手くカッターを扱えるようになったら本番、「矢筈」を切り出して矢に取り付けて完成させますよ。出来上がったらお疲れ様、ちょっと休憩しましょう。
休憩と言われて「ヤッタ~」と走り回ってワイワイ遊ぶ子ども達。「休憩ってゆっくり休むことなんじゃないの?」なんか大人が思う休憩と違うんだよなぁ(笑)
さ、再開です。今度は吹き矢を作って遊ぶ時間です。塩ビパイプにビニールテープで装飾をして、吹き矢の矢の作り方をぐっさんから聞いたら自分で作って、あとは段ボールに的やイラストを描いて…。
よぅし、準備が整ったら遊んでみよう。息を「フッ!」と一気に吐き出すと、一瞬で矢が的に「ブスッ!」と刺さります。おぉっ!メチャ楽しい!けど、気をつけないとメチャ危ない。前と左右をよく見て人がいないことを確認して、「フッ!」「ブスッ!」「ウヒョー!」「刺さったぁ~!」「楽しい~」。はい、楽しいと思えるのは誰も怪我をしないから。みんなが安全確認をきちんとしながら遊んでくれたから、ですよ。
そんなこんなで午後の活動は終了。夕べのつどい、お待ちかねの夕食、自由時間です。ロビーやお部屋でくつろぐも良し、実習室でまた吹き矢遊びするも良し、です。
そして夜の活動。今回はロープワークです。明日の弓矢作りで弦を張る時にも使いますが、日常生活でもいろんな場面で「紐を結ぶ」ことはあるでしょう。引き解け結び・もやい結び・テグス結び・中間者結びなど様々な結び方を伝授します。
難しい結びもありましたが、班で再び教え合いながら頑張ってマスターできました。最近は靴紐もエプロン紐も何でもマジックテープですよね。時短にはなるのでしょうが、子ども達はいつ蝶々結びをマスターするんやろか?と、成長の芽を大人が摘んでいないか心配です。
ささ、1時間ほどのロープワークが終わると入浴、就寝準備です。21時になったら消灯ですよ~。おやすみなさ~い。
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朝は6時30分起床です。顔を洗って身支度をして、寝具の片付け、麦茶の補充、朝のつどい、朝食、荷物移動に退所点検。朝は毎回忙しいです。
9時。最後の活動は弓矢飛ばしです。昨夜のロープワークで弦の留め方はマスター済み。吹き矢の筒をグググっと曲げて弓に変身させます。
テレビゲームと違って、コマや凧あげ、ゴム飛びや鉄棒、弓矢もしかり。昔からの遊びにはコツがありますよね。それをマスターするまでは失敗の連続です(ロープワークもそうです)。出来ない...と泣いて諦めるか、出来るまでガッツで頑張るか。そこが成長の分かれ道。諦め逃げ癖をつけさせたくない、易きに流れないで欲しい、とガッツ倶楽部は子ども達を励ましながら頑張らせます。
出来る子のやり方を真似る、先生や仲間にアドバイスを仰ぐ。1人1人違うけど、必ずどこかにブレイクスルーできる「きっかけ」があるはず。それを子どもと一緒に探すのが教育だと思っています。「出来ないなら無理にする必要はないよ」というのは、子どもに寄り添う教育なのでしょうか?「寄り添う」と「おもねる」は違いますよね。
あ、すみません。語ってしまいました(#^.^#)
弓矢でひとしきり飛距離競争、ワイワイキャーキャーと小一時間遊んだら、最後は自分たちが使ったお部屋を掃除して終了です。
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さてさて、こんな感じの第2回自然教室。当日の子ども達の様子や雰囲気が少しでも伝われば幸いです。次回7月は川遊び!これまたお楽しみに。よろしくお願いいたします。
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